先日、授業中じっとして座っていられないと云う小学三年生の女の子が母親に連れら来院してきた。当院の患者さんでもある小学校の校長先生の紹介である。こういう子はクラスに一人はいるそうである。

早速、症状を聞いてみると、お尻がくすぐったくてじっと座っていられないと言うのである。この子は、じっとして座っていられないので学習能力が極度に落ち、個別支援学級に入級する予定で学校としても考えていたそうである。

この子の症状は、5歳~7歳位の時にはすでに発症をしていたのではと考えられます。この症状を治すには、骨盤の歪みが原因と私は考え、骨盤の調整をしたところ、嘘のようにその場で症状は改善してしまった。

その後、1週間後にまた症状が戻ってしまったということで、再度調整をし様子を見てもらうことにした。今度は2週間位もった。そして、治療すること3回目で取りあえずは、症状が出ていないとの事を校長先生から聞いた。

こういう症状の事を現在では、多動性障害として精神科で診療しているそうである。しかし、物理的な治療でこの様に改善するという事を、この病気で悩んでいる親御さん達に、ぜひ知って頂けたらと思います。